20年以上乗られているトップカー(農業運搬車)がエンジンが掛からないしついでに他も一式点検してほしいとご依頼いただき積載車で引き取り点検させていただきました。
だいぶ、劣化していたのでスパークプラグ、エンジンオイルと交換させていただきました!
※赤矢印の箇所にスパークプラグが刺さっています。
年数が経過している車両ですのでゴム類の劣化により水分が侵入してのショート(短絡)やスチーム圧により劣化したゴムやプラスチックを傷める事も考えられる為、配線やプラグ周辺をビニールで覆い高圧スチームでキレイに洗車しました。これで点検もしやすくなりますし!
農道や畑の中を走る為か、汚れていたエアーエレメントと錆びてボロボロだったエアーエレメントケースも交換しました。
男前になりましたね!
燃料コックから少々ガソリン漏れが有り、さらにハンドル部も固着気味というよりほぼ固着状態だった為、新品に交換しました。固着したコックを無理矢理に捻ろうとして折ってしまった経験有ると思います。
交換したらこちらも男前!
ガソリンを入れたまま長い間、置いていたのだと思います。ガソリンタンクキャップを開けると工場内に充満する程かなりひどい匂いの茶色く変色、劣化した(端的に言うと腐っている)ガソリンを抜いていきます。タンク内部を高圧スチームで洗浄すると大まかな錆がボロボロ取れ、それからさらに錆び取り剤を注入し細かい錆を取り半日置きよく乾かしてから、コーティング下地剤を注入し乾かし、それからコーティング本剤を注入して丸一日、乾くまで放置します。最後に新しいガソリンを入れ動作チェックしてコーティング完了です!
最後にワックスがけと車内掃除をして完了です。こういった車両には車検などない為、定期的な点検をして長く乗っていただければ幸いです。今回の点検整備の費用と時間の目安はこちら。
費用目安:税込45,360円(部品+工賃)
作業時間:約3日(コーティング乾す時間、試運転含む)
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